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まだメニューが必要なほど中身がないが、先に作っておくのもまた一興




小説

連載小説  

墨染の昴   ファンタジーもの。剣は出るし魔法も出るかもしれないけどドラゴンは出ない予定。
 商人と傭兵編                   10 11   

キエル     SFロボットもの。死に物狂いで書いていた。今は休止中。
    

死にがたり    95%が幽霊と会話文な話。完結!
                 

短いもの
A&B      1対1の会話方式。短い。ネタがあるときに製作予定。
その1
妄想薬   だいぶ昔に書いた奴。短いに決まってる。


このブログについて   大抵の人はスルーする部分。俺だってそうする。
方針
ここを作ったきっかけ
「未完成なものを公開するなんて、ご先祖様に言い訳が立たない」でもする。


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いまさらだけど

放置してばかりで月日は流れて幾星霜。吉良である。


まあ誰も見てないだろうし、むしろ見てる人がいる方が怖いけど、一応けじめとして書いとく。



もうこのブログ終了します。もう終わってたようなものでいまさらだけどな。




なにがしか文を書いて人に見せたいという意思は昔はあったものの、絶えて久しくなりにけりだし。

最近は文自体もほとんど書かないし。

ムラがあるというのもそうだけど、どうせブログ形式でやるなら定期的に更新して行くのがすじだろうけど面倒になったし。

退屈な大人の一人として埋没していきそうだけど、書けないものは仕方ないし。

むしろこんな残骸のまま放置して「ゾンビブログ」だのなんだの言ってるのも愚かしいし。

ネット上の人間関係ですら育んで維持していくのも面倒だし。

続ける意味がないという事実をようやく直視したというか、思い出したという感じだ。



これまでの無軌道な蠢きの相手をしてくださった皆様に感謝。

これからもできれば文は書いていきたいけど、仕事と暇つぶしを惰性で繰り返す毎日でどうやる気を出して行けるやら。

皆様の前途に幸あれ。

よしなしごと

最近の出来事・考えたことを唐突に書く。

日記というものはそういうものだろうけど。箇条書きで。


・リトルワールド意外と面白かった。小学生以来かな。ごく一部の地域の人しか分からないだろうけど。天気も良くてのんびりできた。ワニは美味ではないが不味くもなかった。

・いつのまにかブログの見た目が変わってしまった。スマホ向けの画面で統一してしまった感じだろうか、とても使いにくくて違和感ある

・文書けない。というか、書く意欲が持続しないんだ。一日二日、精々一週間ぐらいは一つの題材で「書こう、書ける」って思うけど、すぐに失速してホコリをかぶらせることになる。.txtのかけらがデスクトップを散らかしてるよ。

・結局、文を書くのに情熱が足りないらしい。ただの暇つぶし、限られた趣味の一種なのかな。辻村さんの『スロウハイツの神様』のチヨダコーキのように、書き始めたら寝食を忘れて体力の続く限り書けるのならいいのに。それはそれで大変かもしれないが。

・情熱とか、他がどうでも良くなるぐらいのめり込むものとか。あったら幸か不幸かも分からないけど、いまいちそういう経験のない私にはそういう情熱が欲しくて羨ましい。

・好きな作家、伊坂幸太郎・辻村深月・森見登美彦。 この辺の人達の本はほぼ全て読みつくした。

・気になる作家、万城目学・西 加奈子・朝倉かすみ。  一・二冊読んでみて印象に残っている人達。万城目さんについては「面白い、面白い気はするんだが何か足りない」と思いつつ読むこと多し。気になる。

・苦手な作家、村上龍・村上春樹・百田尚樹。  苦手な人の本を、わざわざ好き好んでたくさん読むこともないので、一冊読んでみて「えー?」と思ったりした人達。そう考えるとやはり、その作家との最初の出会いというのは大事なのかもしれない。最初がすごく気に入ったなら、次が外れでも続けて読む気になるのだから。ついでに言えば、やたら人気がある人の本というのも苦手なのかもしれない。私はへそ曲がりでマイノリティーびいきなのだ。後、メディア露出とかかな。作家が作品外でいろいろ言いすぎるのは良くないと思う。

・最近はまってる音楽。天野月の「ハジケトブゲノム」。改名する前も後も好きなんだけど、「最近はまっている」というならこの曲。ポップでストレートな恋の歌というのもたまにはいいもんだ。歌詞の1フレーズ
「僕がフォークで突く時でも 
君ならスプーンで持ち上げる
ふたりヒトカタマリになれないけど
左右に並んでみませんか」
という言葉がお気に入り。

・「訪問者」が毎日少しいることが不思議。こんな辺境のろくに更新しないブログを、何目的で通り過ぎていくのか。記事を読んでくれてるなら嬉しいが、それ以外の怪しげな目論見があるのではなかろうか。例えば宣伝・広告ブログを自分で作ってて、『訪問者リスト』に自分の名前を残すために通りすぎるとか、『毎日100のブログを訪問するのを100日繰り返せば家族の病気が治る』的な願掛けをしているとか。後者ならいいな、うん。

・以上

ショートショート的でたらめ小説   「望むものはたった一つだけ」

久しぶりに書いた。短いから一気に書けた。短くないとやる気が持続しないとも気づいた。
次から小説部。






望むものはたった一つだけ



そう訴える客の顔もろくに見ず、男は羽の根元を揉み解すのに熱心だ。手を動かすたびに羽全体がピキピキ音を立てる。

「内容ですよね。問題は」

男は語る。たった一つといいつつ『ついでにこれも』と勝手に言い始めるもの。壮大過ぎて呆れるものを平然と『一つ』と言い張るもの。

「そんなものじゃない」

客は語る。私が欲しいものは、名誉。私の作品を世界に認めてもらうこと、それだけだと。
それを聞き、男は手を止める。

「ふむ。まあそれならいいか」

交渉成立。男はズボンで軽く手を拭い、客に差し出す。おずおずと応じた客と握手を交わしながら男は笑いかける。

「一つだけ、ですからね」





客には家族がいた。両親と兄。都会に出て暮らす客とは違い、田舎でひっそりと畑を耕していた。
作品が飛ぶように売れた日、実家が全て燃え落ちた。灰皿もライターもない家から、一本だけ煙草の吸殻が発見された。どうせ疎遠だったし。客はそう何度もつぶやいた。
客には恋人がいた。都会に出て、同じような夢を持っていた恋人だった。互いに励ましあい、けなしあったこともあった。
作品がパトロンの目に留まった日、恋人は部屋を出て行った。より若く美しく貧しい者に寄り添うために。客は眠れなくなった。
客は猫を飼っていた。上京したその日に拾った野良猫で、部屋の窓辺にいつも座っていた。あまり動かなかったが、声をかけると必ず返事をした。
作品が賞を取り記念パーティーに行った日、猫は動かなくなった。苦しげに顔を歪め、体をピンと伸ばして固くなっていた。客は声をかけることもできなかった。
百年の傑作と称された。誰もが知るようになった。世界に名を馳せた。天才と誉めそやされた。
友人が消えた。病が見つかった。治療に莫大な金がかかった。自らの才能が枯れていると自覚した。
生きた偉人として認められた日、生きる意味を失った客はこの世から去った。
名誉だけが残った。



男が手を離すと客は放心から醒めた。混乱している客に男は真顔で向き合う。

「たった一つを望む、というから、他の全てを犠牲にした予想図を見せました。あなたの望む未来はあれですか」

客が青い顔をして頭を振ると、男は破顔した。

「そう言うと思いました。誰でも、今持っているものには驚くほど無自覚ですからね。今回はご縁が無かったということで」

あ、そうそう。ついでのように呟くと、男はポケットから小瓶を取り出した。紅く粘ついた液体が光を受ける。

「また同じ望みを持つのも大変でしょうから、私が回収しときました。もう要らないでしょう?」

それが何であるか客には分からなかったが、見ているだけで胃から何かがせりあがるような感覚に捉われ、慌てて顔を背ける。

「回収はサービスですからね。対価もいりません。私たちで有効にリサイクルさせてもらいます」

冬場にはよく燃えて暖かいんですよ、と聞こえぬ声で呟き男は小瓶をしまう。

「それでは、よい人生を」

手を振って立ち去る男の背中には、白い羽がワサワサと揺れていた。





以上

結構なんとなくで書いたので、深い意味はない部分も多いよ。



『オマエも知ってるハズだろ 夢を食い散らすモンスター そんなモンいないってこと』  斉藤和義 「カーラジオ」より抜粋

読書感想文 「葉桜の季節に君を想うということ」 歌野 昌午

さて、また例によってミステリの読書感想文でも書こうかねぇ
(読書感想文がやけにミステリに偏っている気がするが、書きやすいから仕方ないね)



~警告~

以下の文章はネタバレと、読んだ人にしか分からない感想文が飛び交います。
「そのうち読むつもりなんだけど」という人は引き返し、読了してからの再訪をお勧めします。





hazakura.jpg

葉桜の季節に君を想うということ    歌野 昌午


負けた。今回も負けた。しかし釈然としない。爽やかに負けを認められない。
そんな感じのネタを隠し持つこの本である。

軽く紹介すると

警備員やパソコン教室の講師などを掛け持ちする、やたらバイタリィがあり女好きな成瀬将虎が、悪徳商法で悪事を繰り返す悪魔のようなあくどい悪徳会社を調査しつつ、運命の人とあーだこーだする話

なのだ


さて早速ネタバレだが、文章トリックである。しかも以前書いた「ハサミ男」と同じタイプの、主人公の正体に関するものだ。(ミステリを色々読んでも勘はなかなか鋭くならないね、仕方ないね)

ぶっちゃけ、この主人公、トラちゃんが、実はである。じじいである。「おじいさん」というほどおとなしくはないのである。

この記事だけ読んだ人は、「別にじじいでも女好きでいいじゃん」と思うかもしれないが、この本にはトラちゃんが若者であるという錯覚を補強するような要素がこれでもかと詰まっているのだ。


例えば、トラちゃんの後輩のキヨシという人物が出てくるのだが、彼に対する説明に「現役の○○高校の生徒である」みたいなことが書いてあった。その周辺でトラちゃんがキヨシの7つ上と記述があるから、「ああ、じゃあトラちゃんは20代なんだな」とまともな読者は推察するだろう。

しかし、キヨシは60越えの定年退職後のおっさんで、定時制の高校に行っているという事実が、残り10ページぐらいになって発覚するのである。早めに言えと。
うん、そうなんだ。釈然としない最大の理由は、「当然記述されるべき特筆事項をまるで無視」しているあたりにあると思う。読者を罠にかけるためだけに不自然になるのはスマートじゃない。

後は細かい検証はしてないが、上の件で「トラちゃんは20代」という嘘を仕込まれてしまった読者を誘い込むように、話は展開していくのだ。

まあ最大のネタバレは果たしたので、あとはざっくり感想。

話の終盤、トラちゃんは爺だったということが明確に語られた後、「いろいろあったけど人生はこれからだ!」みたいな感じでいろいろ語られ、「20代の俺は満開の桜だったが、70代の葉桜の俺もまだまだいけるぜ」みたいなシーンがタイトルに結びつくのである。が、「70代は葉桜じゃなくて冬枯れだろう」と思ったのは俺だけじゃないはずだ。
前向きなのはいいが、活力ありすぎてこっちの胃がもたれそう。

ついでに言えば一番最後。補遺として、「おじいさん」だとか「遠近両用コンタクトレンズ」だとか、作中に出てきた単語を解説するようなおまけがあったのだが、この部分を読むと作者がドヤ顔( ・´ー・`)で書いたような気がしてならない。


うむ。

総括。
バイタリティがあって前向きな爺が主人公であるこの話と、補遺における作者のドヤ顔という点で、「現実主義・前向き・世俗的」という要素が作品と作者で一致している雰囲気がある。そして「虚構主義・後ろ向き・浮世離れ」という自分からしてみれば、なかなか好きになれない苦手な作品であった。
(良い悪いじゃなくて、好き嫌いだからね。仕方ないね)

まあ世の中そういう合う合わないもあるからね。この作品が気に入ってた人はごめんよ。



あとついでに雑感。
作中でトラちゃんが他人の注文したコーヒーをかすめ取るシーンがあるんだが、トラちゃんが20代だと思って読んだときは「なんて野郎だ!!!」と思ったのだが、70代だと思って読むと「なんて爺だ!」と、「!」が二つほど減った印象になった。

やっぱり子供と年寄りは甘く見るというフィルターが、俺にもかかっているんだなぁと実感したよ。

以上

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